ウーマン

一人で悩まないでください

カウンセリング

周囲の援助が大切です

大変な妊娠期間、出産を乗り越えて、いよいよかわいい我が子との生活がはじまります。慣れない育児に奮闘しているお母さんも多いはずです。時間に関わらず泣く子どものお世話はとても大変です。あるとき、涙が止まらなくなることがあるかもしれません。気分が落ち込んで仕方ないことが続くかもしれません。気分の落ち込みが長い期間続くのであれば、それは産後うつの可能性があります。産後うつは産後にみられるうつ病です。気分の落ち込みから食欲不振、母親としての資格がないなど自分を責めてしまうことが多くなります。子どもがかわいいと思えなくなるなど、産後うつは児童虐待にも繋がりかねません。ひとりで悩まずに、周囲に相談するのがとても重要です。旦那さんや友人にはなしを聞いてもらうだけでも、ストレスは減ります。家事の負担が大きい場合は旦那さんや家事ヘルパー、宅配弁当などを頼りましょう。困ったことがあれば、さまざまな社会資源を活用できます。出産した産院に相談してみたり、保健所や地域の育児支援センターなど複数の相談先を見つけておくと、心強く感じられます。出かけられないときは電話相談やSNSで気持ちを吐き出してしまうのも、有効な手段です。産後うつの症状や接し方を周囲の人に理解してもらうのもとても重要です。特に長い時間を一緒に過ごす旦那さんは、産後のおかあさんの心強い味方となるのが産後クライシスの予防にもつながります。周囲の助けを得られる家事やおむつ替えや赤ちゃんをあやすなどしてもらっているあいだに、すこしでもよいので、体と心を休めるようにするだけでも、負担は大きく減っていきます。

産後は疲労困憊

出産を期に、女性の体のなかではめまぐるしい変化が起こります。妊娠を継続するためのホルモンが減り、母乳を生産するためのホルモンが増えていきます。子宮は約4週間ほどのあいだに妊娠前の大きさに収縮していくのです。ホルモンバランスが劇的に変化するうえ、生活面でも大きく変化します。夜でも授乳に起き出さなければならず、いつも睡眠不足の状態です。さらには出産で体力が削られた状態もくわわります。疲労と睡眠不足は健康体の人ですら、メンタル面に負担がかかります。産後はさらにホルモンバランスの変化がくわわるのです。ホルモンバランスの崩れから起こるうつ病が発症しないわけがありません。ホルモンバランスや生活習慣の急激な変化、慣れない育児など、産後のおかあさんはとても激務をこなしています。その激務をこなしていくことができるのは、周囲の協力があってこそです。昔は祖父母と同居している形が多かったので、やってこられたのです。しかし、核家族化が進んだ現代では、家事も育児も夫婦二人でこなさなければならないことも多いでしょう。旦那さんは仕事で忙しいかもしれません。そうなると産後の大変な時期を、おかあさん一人でこなさなければならなくなってしまいます。一人ですべてをこなしていると、睡眠不足やホルモンバランスの崩れが一気に影響してしまいます。そこで産後うつが発症しやすいのです。母子二人きりという密室育児も、悩みや困ったことを一人で抱え込んでしまいがちになり、ここにも産後うつが発症の機会をうかがっています。